談合
「談合(だんごう)」という言葉について解説します。
テレビや新聞などの報道で目にする機会が多いと思いますが、多くは建設業界などのニュースで見聞きする言葉ではないでしょうか。
元々は話し合いすること、相談、という意味の言葉ですが、一般的にはそういう意味で使われることは少ないかもしれません。
「談合」という言葉の使い方や事例なども含めてわかりやすく説明してみたいと思います。
談合の意味とは
談合の意味は「話し合いをすること」「相談」「競争入札参加者が事前に落札者や価格を前もって決めてしまう不正な話し合い」となります。
談合といった場合、不正な話し合いという意味の談合行為を指して使われることが多いです。
建設業などで使われることが多いイメージですが、どんな業界でも会計法では原則として競争入札をすることになっているので事前に話し合いをして決めるのは違法行為となります。
談合罪
談合罪は刑法で定められています。
入札、競売などで、参加者や主催者が話し合いで価格や業者を決めて不正な利益を得ることを防ぐ法律になります。
公正かつ適正で自由な競売を妨げることになるので違法となり罰則が科せられます。
事例としては、2005年に発覚した橋梁談合事件などがあります。
国が発注した鋼鉄製橋梁の公共事業の入札の際に談合があったとし、12人に有罪判決が下り、法人23者に対して64億円の罰金が科せられました。
談合の使い方・例文
- 談合は一種の慣習となっている節があり、根絶するのは難しい
- 罰則を強化しなければ談合などの不正行為はなくならないのかもしれない
- 組織で生き残っていくためには根回しや談合が必要になってくる