残像
「残像(ざんぞう)」という言葉について解説します。
日常生活ではあまり使うことはないですが「残像が見える」などというように使われるこの言葉は視覚現象のことを指す言葉ですが、目に見える物以外の心境や感情を反映させる言葉としても使われています。
また、残像には正の残像、負の残像と呼ばれるものもあったりします。
そんな残像という言葉の意味や、英語ではなんというのかなどを整理してみましょう。
残像の意味とは
残像の意味は「光を見つめた後、一定の時間視神経に画像が残る現象」となります。
「もうそこには残っていないのにある気がする物事」という意味で使われることも多いです。
また、意味や言葉の響きから映画や音楽のタイトルなどに使われることもあります。
残像効果
残像効果には「時間残像」「補色残像」「運動残像」などに分かれています。
補色残像というものは目に見ていた映像と明暗が反対になっている、または補色的な感覚の残像のことで、見ていた映像(現像)がそのままの残像が見える正の残像に対して、負の残像と言ったりします。
残像の英語
- afterimage(心理)
- persistence of vision(光学)
残像の使い方・例文
- 大好きだった彼女の残像が別れを一層つらいものにしている。
- この商店街には古き良き昭和の残像があるような気がする。
- 彼のあまりの早技を動画にしたら、残像が見えた気がした。
- チカチカした物体を空中で見かけてその物体の残像が私の目にはまだ残っている。