憎まれっ子世に憚る
「まさに憎まれっ子世に憚るとはこのような人のことだ」と言われても、そうなのかな?と意味を知っておかないと一つ返事はできない表現です。
果たして、どのような意味があるのか?
どうして憎まれっ子なのか?
憚るの読み方は?
疑問の多いことわざです。
このことわざの意味を解説し、類語、反対語や英語の表現も調べて正確な理解を得ましょう。
憎まれっ子世に憚るの意味とは
「憎まれっ子世に憚る」とは「この世間において受けの悪いような人こそが、かえって世間に影響を与える、あるいは成功する」という意味です。
そして、憚るとは「はばかる」と読みます。
そして、憎まれっ子とは、悪者というような意味合もあり、評判が悪い人、あるいは世間的に人気のない人という意味も含まれます。
そして、憚るとは勢力があるや影響力があるといった意味合いがあります。
英語で表現すると「Ill weeds grow apace」となって悪い雑草ほど成長が早いといった意味合いになります。
憎まれっ子世に憚るの類語・反対語
憎まれっ子世に憚るの類語としてどのようなものがあるのでしょうか?
- 雑草ほどよく成長する
- 長持ちする渋柿
- 恥さらしの成功
- ワンマン社長
では、反対語としてどのようなものがあるのでしょうか?
- 正直者が馬鹿を見る
- 善人ほど命が短い
- 不器用でも誠実
憎まれっ子世に憚るを使った文章・例文
では、どのようにこのことわざを使用できるか例文を見ましょう。
- 憎まれっ子世に憚る悪者の多い残念な世の中だ
- 憎まれっ子世に憚るような状況では将来が不安である
- このまま憎まれっ子世に憚る状況は続くとは思えない