仏の顔も三度まで
「仏の顔も三度まで(ほとけのかおもさんどまで)」ということわざを耳にしたことがあると思います。
よく使われていますが、この三度までとはどういうことなのでしょうか。四度目には一体何があるんでしょうか?
この言葉の正しい意味や使い方、類語や英語での表現など、こちらで詳しく解説していきます。
仏の顔も三度までとは
仏の顔も三度までとは、「どんなに普段温厚で心が広い人でも、度が過ぎると怒ってしまう」ことを表します。
もともとは【仏の顔も三度撫ずれば腹立つ】で、どんなに慈悲深い仏さまでも、三回も顔を撫でまわされたらさすがに怒りだすということから来ています。
他にも「兎も七日なぶれば噛み付く」「無理は三度」「堪忍袋の緒が切れる」などという類語があります。
兎も七日なぶれば噛み付くというように、悪い行いや失敗が何度も積み重なることで最終的に相手の怒りを買ってしまいます。普段優しくておとなしい人をも怒らせてしまわないように、何事も限度を見極めて‘四度目‘が無いようにしていきたいですね。
仏の顔も三度までの英語
英語の表現で仏の顔も三度までを言い換えるとすると、【You can only go so far.】ということわざが当てはまります。この英語の直接の意味は「そこまでなら行くことができる。(行っても大丈夫)」つまり、そこまでは許されるけれど、それ以上はダメですよという意味ですね。
仏の顔も三度までの使い方・例文
1.また課題を忘れてきたのか。仏の顔も三度までだぞ、真面目に取り組みなさい。
2.仏の顔も三度までというだろう、今度同じミスがあったらただじゃすまないよ。