散々
「散々」という言葉は「散々」使ってきてよくご存じかと思いますが、微妙なニュアンスの違いで様々な使い分けがされることもご存知でしょうか。
「散々な日」と「散々に分かれる」と「散々悩む」の違いなど、意味や使い方などを解説していきますので、この機会により詳しく意味を理解しましょう。
散々の意味とは
散々とは、主に「ひどい目に遭う」ことを意味します。
「散々な一日だった」というように、状況や出来事などの悲惨さを表す他、「散々こらしてめてやったのに」や「人の悪口を散々言う」などのように、程度の大きさを表す言葉として使われます。
また「ちりぢり」とも読み、バラバラになってしまうことや、すでにバラバラになったものなどを指す場合にも用いられます。
散々の類語・英語
似ている意味の言葉に、「悲惨」「壮絶」「凄惨」などがあり、散々な目に遭うという熟語には「七転八倒」があります。程度を表す言葉には「すさまじい」や「猛烈」などが挙げられます。
また英語では「bad」「hard」「terrible」などがヒドさや程度を表します。「terrible sorry」などはひどく恐縮して謝罪する言葉としてビジネスの場面でも使われます。
散々を使った文章・例文
〈例文〉
- 大丈夫だと散々言うものだから信用していたのに、直前になって逃げるなんて。
- 練習で散々やってきたことなのに、試合になると上手く発揮できないのが悔しい。
- 若い頃は事あるごとに不安になるため、みんな散々悩むものだが、それも若者の仕事のうちだ。