「君子危うきに近寄らず」とは?意味や使い方を解説!

「君子危うきに近寄らず」ということわざを一度は耳にしたことがあると思います。覚えておくととても便利な言葉です。今回は「君子危うきに近寄らず」の意味や使い方・例文などを紹介します。

目次

  1. 君子危うきに近寄らず
  2. 君子危うきに近寄らずの意味とは
  3. 君子危うきに近寄らずの類語・対義語
  4. 君子危うきに近寄らずを使った文章・例文

君子危うきに近寄らず

ニュースなどで民間の事件を扱うときによく「君子危うきに近寄らず」が用いられますが、みなさんはこの言葉の意味をご存知でしょうか。事件を振り返ると同時に注意喚起も促せる便利なこの言葉の意味や使い方、また「君子」とはどういう人を指すのか、詳しく解説していきます。

君子危うきに近寄らずの意味とは

君子危うきに近寄らずとは、「知識や教養を備えた賢く立派な人は、危険なことには手を出さない」ことを意味します。

「君子(くんし)」とは中国で古くから使われてきた言葉で、人徳のある理想的な人物を指す呼称です。
そうした聡明な人物は不用意に危険は冒さないという意味と、危険を察知する能力や、そもそも危険なこととはどんなことなのかを理解しているという意味で使われる言葉ですが、詐欺や犯罪の匂いを敏感に感じ取り、被害を未然に回避した人には等しくこの言葉が当てはまります。

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君子危うきに近寄らずの類語・対義語

類語には「触らぬ神に祟りなし」が挙げられます。面倒なことには首を突っ込まない方が良いという意味で、危険を避ける人間を限定していない分、「君子危うきに近寄らず」よりも「触らぬ神に祟りなし」の方がより多くの場面で用いられます。

反対の意味を表す対義語には、「虎穴に入らざれば虎子を得ず」が挙げられます。危険なことだと分かっていても、時には危険を冒さなければ目的を達成できないという意味です。

「触らぬ神に祟りなし」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説

君子危うきに近寄らずを使った文章・例文

〈例文〉

  1. 優秀な選手だが、怪我の多い欠点を見抜き、監督は彼の獲得を見送った。さすが君子危うきに近寄らずだ。
  2. 君子危うきに近寄らず、顔はいいけど、あの手の男は絶対に浮気するからパスすることにした

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