触らぬ神に祟りなし
「触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)」ということわざは、職場で面倒な上司や同僚がいる場合や、家族の中で怒っている人がいる状況などで使うことが多いですね。特に、職場などで使うと、苦手な相手を正面切って批判するよりも柔らかい表現になって良い場合もあります。
よく使うことわざですから、由来や使い方の例も知って効果的に使っていきたいですね。
この記事では「触らぬ神に祟りなし」の意味や類語、例文などを紹介します。
触らぬ神に祟りなしの意味とは
「触らぬ神に祟りなし」の読み方は「さわらぬかみにたたりなし」で、意味は「面倒なことや厄介な人には関わり合いにならなければ災いはふってこないから、関わらない方が良い」ということを表しています。
怒っている人や不機嫌な人がいる時に話しかけてしまって大目玉を食ったり、怒られる経験は誰でもあるもの。できればそんな事態を避けるために「触らぬ神に祟りなし」でいた方がよい場合もあります。
「触らぬ神に祟りなし」は神様の祟りに関するものですが、神仏に関連する有名なことわざでは「知らぬが仏」があります。「触らぬ神に祟りなし」も「知らぬが仏」も神様や仏様という、神聖なものをうまくことわざに使っているのが印象的ですね。
触らぬ神に祟りなしの類語
- 七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ
- 近づく神に罰当たる
触らぬ神に祟りなしを使った文章・例文
- 上司が怒っている時は触らぬ神に祟りなしで、目を合わせない方が良い。
- お父さんが不機嫌だから今は話しかけないで。触らぬ神に祟りなしだよ。