逸脱
皆さんは、「逸脱(いつだつ)」という言葉をご存知でしょうか。
「常軌を逸脱した」などのフレーズに使われる言葉ですが、意味を知らない方は多くいると思います。
この記事では、「逸脱(いつだつ)」の意味と使い方、例文を解説させていただきます。
逸脱の意味とは
「逸脱(いつだつ)」とは、「本筋や決められた枠から外れること」を意味します。
どちらかといえば、望ましくない方向へ外れてしまうことというニュアンスが強い、ネガティブな言葉です。
一定の規格から外れてしまう、所謂「規格外」のものに対して使われる言葉です。
珍しい現象に対して道徳的な判断が加わり、ルールから外れたものなどを「逸脱している」と言います。
また、医療用語で入院から退院までの簡単な計画書を意味する「クリニカルパス」から逸脱することを「バリアンス」と呼びます。この「クリニカルパス」をチームで共有することで、医療の安全や技術の向上を図っています。
日常で使う言葉ではありませんが、覚えておいて損はありません。
逸脱を使った文章・例文
ここで、「逸脱(いつだつ)」を使った例文をご紹介します。
1.常軌を逸脱した行動。
2.本筋から逸脱してしまう。
3.悪い意味で枠から外れることを逸脱と言う。
4.クリニカルパスを逸脱し、予定より早く退院できそうだ。
5.規格から逸脱した規格外商品を安く販売する。
6.教授の話は面白いが、いつも講義内容から逸脱してしまっている。
7.枠にはまるばかりが人生ではないが、逸脱し過ぎるのも考え物だ。