概ね
「概ね」という言葉の読み方や意味、使い方について解説します。
読み方は、「おおむね」となります。
「おうむね」ではないので注意しましょう。
この「概ね」という言葉は、日常生活やビジネスの場で使う機会が多く、耳馴染みがある方も非常に多いのではないでしょうか。
よく、段階に分けて何かを評価する際に「概ね良い。」と表現したり、物事の方向性が多数決で決まった際には、「概ねこの方向性で決まった」というような表現をしたりします。
意味の定義が曖昧で、使用する際に迷ってしまうこともあるかと思うので、この機会に「概ね」という言葉について、しっかりと理解していきましょう。
概ねの意味とは
概ね(おおむね)という言葉の意味は、大きく分けて2つあります。
まず、1つ目は「だいたいの趣旨。あらまし。」という意味になります。
2つ目は「その状態の大部分を占めている様子。おおよそ。だいたい。」という意味になります。
この概ねという言葉が示す範囲は曖昧で、特に明確な範囲は決まっていません。
ただ、似た言葉の「約」や「おおよそ」は、数字をただ単に四捨五入した場合に使うことに対して、「概ね」という言葉は、数字を控え目に伝える場合に使うことが多い傾向にあります。
例えば、57万円という金額を「約」や「およそ」という言葉で示す場合には、「約60万円。」「およそ60万円」となるのに対し、概ねで示す場合には「概ね60万円超」といった表現になります。

概ねを使った文章・例文
- 今日の天気は、全国的に概ね晴れる予報です。