報復
「報復」という言葉があります。
どんな人でも幼い頃から一度はしたことがある行為で、成人してからも知らず知らずのうちにやっている、あるいは計画的に行うことでもあります。
悪いことだというイメージがつきまとう言葉ですが、実は正しい意味も含まれています。
ここではそんな「報復」について意味や使い方など詳しくご紹介していきます。

報復の意味とは
報復とは、「相手の攻撃的な行為や態度に対してやり返すこと」を意味します。
ご近所トラブルからテロ・軍事攻撃まで、相手からの理不尽な行為に対する正当防衛という意味合いで使われることが多く、やり返すことを意味する言葉の中でも悪い意味ばかりで使われるわけではありません。
また、やり返すとはいっても、防衛や制裁という意味合いで使われるため、アメリカのプロ野球であるメジャーリーグでは、チームメイトが受けたデッドボールに対する報復デッドボールはあっても、報復ホームランとはならないので使い方には注意が必要です。
報復の類語
報復の類語には「復讐」や「仕返し」などがあります。
本来は願掛けが成就したお礼として使われていたところから転じて、卒業時や退職時に恨みのある先輩や先生、上司などに対して報復をすることを「お礼参り」などと言ったりします。
報復の使い方・例文
- 憎いあいつにどうやって報復するのが良いか考えるのが日課になってしまった。
- 4番打者がデッドボールを食らった後、今度は対戦相手の4番が報復デッドボールを食らい、案の定乱闘が始まった。
- あいつに直接復讐するよりも、見返してやるような成功を収めることで遠まわしに報復することにした。