安寧
「安寧」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「安寧」という言葉は、少し堅苦しいイメージの表現なので、日常会話で使う機会は少ないかもしれません。
どちらかというと、話し言葉というよりは手紙や文書などで目にする言葉になります。
読み方は「あんねい」となります。
また、似た言葉に「安泰(あんたい)」や「静穏(せいおん)」などがあります。
今回は、これらの安寧の類語もご紹介します。
この機会に、「安寧」について詳しく知っていきましょう。
安寧の意味とは
安寧(あんねい)とは「平穏無事であること。特に、世の中が平穏で穏やかであること。」という意味になります。
よく、影響力のある人が平和を乱すような発言をして、それに対して抗議デモなどが起きた際に「あの人の発言は、社会の安寧を乱している。」といった表現をします。
また、社会が平和で穏やかな状態が続いていることを「社会の安寧を維持している。」と表現したりします。
また、看護の現場でもこの「安寧」という言葉が理念として掲げられています。
「患者が心配なく穏やかでいることができること。」といった意味合いになります。

安寧の類語
- 静穏
- 平安
- 平淡
- 安泰
- 安静
- 安穏
- 閑寂
- 天下太平
安寧を使った文章・例文
- 一人の身勝手な犯行によって社会の安寧は大きく乱された。
- 社会の安寧を維持するためには、経済や医療制度の発達だけでなく一人一人の心持が大切になる。
- 私はただ安寧に過ごしたいだけなのに、なぜこんなに災難が起こるのか。