ぬか喜び
「ぬか喜び(ぬかよろこび)」という言葉の意味や語源、使い方について解説します。
この「ぬか喜び」という言葉は、日常会話やビジネスの場でも使うことがあり、耳馴染みのある方も多いかと思います。
漢字では「糠喜び」と書きます。
よく「ぬか喜びさせる。」や「ぬか喜びさせられる。」、「早合点でぬか喜びしてしまった。」といった使い方をします。
このぬか喜びという言葉の中にある「糠」は、文字通り米のぬかを指しますが、なぜ糠という言葉が使われているのでしょうか。
今回は、その語源についても詳しく解説するので、この機会に「ぬか喜び」について深く知っていきましょう。
ぬか喜びの意味とは
ぬか喜び(ぬかよろこび)とは「あてが外れて、のちにがっかりしてしまうような一時的な喜び。」という意味になります。
使い方としては、「ぬか喜びさせる。」や「ぬか喜びさせられる。」といった表現になります。

ぬか喜びの語源
ぬか喜びという言葉の語源について解説します。
もともと、ぬかはその形状のイメージから近世頃より「細かい」や「ちっぽけな」という意味で用いられてきました。
例えば、細かい雨を意味する「ぬか雨」や、夜空に散らばって見える星という意味の「ぬか星」といった言葉などがあります。
それから、ぬかという言葉が「小さい」や「細かい」の意味から派生して、「はかない」といった意味も持つようになりました。
そして、「一瞬のはかない喜び」を「ぬか喜び」と表現するようになったのが語源とされています。
ぬか喜びの使い方・例文
- 好きな女性に手紙を渡されたが、友人に渡してほしいと言われぬか喜びしてしまった。