パラドックス
「パラドックス」という言葉について解説します。
2010年以降くらいから、一般的に耳にするようになってきた言葉という感のあるこの「パラドックス」。
この言葉でよく聞くものではタイムパラドックスなんていうものがありますし、カタカナ語好きな評論家がしたり顔で使っていたりする場面を、テレビなどで見かけることもあるかもしれません。
ですが、皆さんはこの言葉の意味をちゃんとご存知でしょうか。
ここでは、そんなパラドックスという言葉について紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
パラドックス(paradox)の意味とは
パラドックス(paradox)とは「ギリシャ語で矛盾や逆説、ジレンマを意味する言葉」「一般的に正しいとされていることに反する主張や事態」となります。
正しいとされていることに反する主張の具体例として「急がば回れ」が挙げられます。
単に逆説と紹介されたりもしますが、矛盾やジレンマというニュアンスも含んでいる逆説と考えた方がいいかもしれません。
実際、会話の中では矛盾していると指摘する意味で「それはパラドックスだ」と使われることもあるようです。
タイムパラドックス
よく見聞きするパラドックスを使った言葉に、タイムパラドックスが挙げられるので紹介します。
タイムパラドックスとは「時間を遡って過去の出来事を改変すると、未来の出来事に対して矛盾をきたすこと」となります。
例えば、過去に戻って自分の親を殺してしまうと、その後に自分が産まれなくなるので過去に遡ること自体ができなくなるという矛盾が産まれるので、過去に遡ることはできない。というのがタイムパラドックスと言われます。

パラドックスを使った文章・例文
- 「張り紙禁止」という張り紙はパラドックスにあたるのではないだろうか。