ラクレット
「ラクレット」という言葉をご存知でしょうか?
イタリアンレストランやフランス料理店、最近では居酒屋でも人気のメニューです。
今回は「ラクレット」について解説します。
ラクレットの意味とは
「ラクレット」とは、フランス語で「raclette」と表記します。
そもそも「raclette」とは、「削る、引っかく」という意味で、チーズの断面を温めて溶かした表面をナイフなどで削り、ジャガイモなどに絡めて食べる料理のことを指します。
また、ラクレットに使われるチーズそのものも「ラクレットチーズ」と呼ばれます。
他に、グリュイエルチーズが使われる場合もあります。
フランス語ですが、実はスイス料理です。テレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』では、ラクレットチーズを暖炉にかざして溶かして食べているシーンが登場します。
ラクレットの食べ方
レストランで提供される場合は、ラクレットオーブンという専用の器具で温めます。温めたところを店員がサーブしてくれるのが一般的です。
家庭用には、ラクレットグリルという器具が市販されています。また、スキレットやフライパンなどを代用することも多いようです。
ラクレットとチーズフォンデュの違い
チーズを溶かして食べる料理といえば、「チーズフォンデュ」が有名ですが、ラクレットとチーズフォンデュの違いは何でしょうか?
まず、ラクレットは削り取ったチーズを具材にかけますが、チーズフォンデュはチーズがあらかじめ溶かされているという違いがあります。溶かされたチーズは白ワインとブレンドされていますので、風味も全く違います。
また、チーズフォンデュには、通常エメンタールチーズとグリュイエルチーズを混ぜて使うのが一般的ですが、ラクレットは、ラクレットチーズのみ、またはグリュイエルチーズのみを使用します。
ラクレットの使い方・例文
1.ラクレットの美味しいお店を見つけたんだ、今度一緒に行こうよ。
2.ラクレットチーズは、味にクセはないが香りが強いため、好き嫌いが分かれる。