狭き門より入れ
「狭き門より入れ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
人生を生きる上でとても役立つ言葉だと感じる人がいる一方、受け入れがたい考え方だとする人もいるなど、賛否が分かれる言葉ですが、世界中で使われるポピュラーな言葉として知られています。
ここではそんな「狭き門より入れ」について意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
狭き門より入れの意味とは
狭き門より入れとは、文字通り「簡単な道よりも困難な道を選ぶことで、結果として鍛えられる」という意味になります。
キリスト教の聖典である「新約聖書」に登場する言葉で、神が教えることや戒めていることを厳格に守って生きることを指すとされています。
本来はそうしたキリスト教徒の敬虔な生き方を意味していましたが、そこから転じて苦労や困難をあえて経験することで自らを鍛えることができるという意味として広まっていきました。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざと同じく、座右の銘にしている人も多いため、キリスト教の教えとしてではなく、生きる上で役立つ言葉として認知している人も多い言葉です。
狭き門より入れを使った文章・例文
- 狭き門より入れという父の教えに従ってきたおかげで、苦労することには何の抵抗もなくなった。
- 人によって負っているハンデが大きく違う現代社会で、狭き門より入れという考え方はどうにも好きになれない。
- 個人の心構えとして狭き門より入れというのは良いことかもしれないが、ことビジネスに限っては簡単な道を選ぶことも大事な時はある。