ローマは一日にして成らず
皆さんは、「ローマは一日にして成らず(ろーまはいちにちにしてならず)」という言葉をご存知でしょうか。
故事成語の一つなので、見聞きしたことのある方も多くいらっしゃると思います。
この記事では、「ローマは一日にして成らず」の意味を解説させていただきます。
ローマは一日にして成らずの意味とは
「ローマは一日にして成らず(ろーまはいちにちにしてならず)」とは、「大事業は長い年月をかけなければ成し遂げられない」という意味の故事成語です。
この言葉は元々、英語のことわざです。「Rome was not built in a day.」ということわざを日本語に訳したものが「ローマは一日にして成らず」です。
ローマ帝国は、「全ての道はローマに通ず」と言われた程に繁栄した大きな帝国です。しかし、そのローマ帝国を築くには700年もの年月を費やし、長い長い苦難がありました。このように、大事業を成し遂げるには必ず長い時間が必要になる、短時間で完成するものではないという意味のことわざになりました。
ローマは一日にして成らずの類語として、「点滴石を穿つ(てんてきいしをうがつ)」や「大器晩成(たいきばんせい)」が挙げられます。
点滴石を穿つも大器晩成も、何か物事を成し遂げるには長い時間が必要になる、小さな努力でも根気よく続ければ成果を得られるという意味の言葉です。

ローマは一日にして成らずを使った文章・例文
ここで、「ローマは一日にして成らず(ろーまはいちにちにしてならず)」を使った例文をご紹介します。
1.ローマは一日にして成らずと言うように、何かを成し遂げるには時間がかかるものだ。
2.そんなに焦っても成功はしない。ローマは一日にして成らずという言葉を思い出しなさい。