麒麟児
「麒麟児」という言葉について解説します。
「彼は政界の麒麟児と呼ばれている」「かつての麒麟児も今は見る影もない」といった形で使われるこの麒麟児という言葉。
日常会話の中ではあまり見聞きすることはありませんが、小説やドラマのタイトルとして使われることがあるので、皆さんも一度は見聞きしたことがあるかもしれません。
とはいえ、見聞きしたことはあるけれどきちんとした意味までとなるとご存じない方もいるでしょう。
ここではそんな麒麟児という言葉について、意味や使い方を詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
麒麟児(きりんじ)の意味とは
麒麟児(読み方・きりんじ)とは「才能、技芸が特に優れていて将来性のある若者」という意味の言葉となります。
ということで、「政界の麒麟児」と言った場合は「政界で将来を期待されている才能溢れる若手」といった意味になることが分かると思います。
麒麟児は文字通り麒麟の子という意味ですが、なぜ麒麟児が将来性のある若者という意味になったかを説明します。
古く中国では、聖人が出て国が治まると麒麟が現われるという言い伝えがあり、幼少期から類まれな才知、技芸を発揮し、将来が期待される少年を「麒麟児」ともてはやしたことからきていると言われています。
麒麟児の使い方・例文
- 史上最年少でタイトル挑戦をしている藤井聡太七段は、将棋界の麒麟児といって間違いない存在だ。
- かつて神童、いま凡人という言葉があるように、麒麟児と呼ばれていた彼も気づけば並みの人生を送っている。