箸にも棒にもかからない
「箸にも棒にもかからない」ということわざは、日常的にもよく聞く言葉ですね。でも、良いことに使われることは少なく、なんだか見捨てられそうなときに使われているイメージがします。
今回は、ネガティブなイメージが強い言葉「箸にも棒にもかからない」を、ご紹介します。
箸にも棒にもかからないの意味とは
「箸にも棒にもかからない」又は、「箸にも棒にもかからぬ」の意味は、「手の着けようがなく、どうしようもない」や「どうにもこうにも手が付けられない、あまりにもひどいさま」です。また、「全く取り柄がない」という意味にも使われています。
「箸にも棒にもかからぬ」は、今人気沸騰中の将棋では、「打つ手がない」といった状態のときに使うイメージです。
また、「箸にも棒にもかからない」という言葉の語源は、「細くて小さな箸でつかもうとしても、太くて大きな棒に絡めて取ろうとしても、全く引っかからない」という、意味からできたようです。
箸にも棒にもかからないの類語・英語
「箸にも棒にもかからない」の類語は、数え切れないほどたくさんあります。「煮ても焼いても食えない」や「ラチがあかない」、「万事休すだ」などが、一般的に使われる類語です。
次に、英語の使い方をご紹介します。
”hopeless”や”incorrigible”や”unmanageable”が、「箸にも棒にもかからない」を表す英語です。
英語での例文をご紹介します。
He is absolutely hopeless.(彼は、箸にも棒にもかからないダメ男だ。)
箸にも棒にもかからないを使った文章・例文
- 箸にも棒にもかからないって分かってはいるものの、挑戦だけはしてみたい。
- 口ばっかりで、箸にも棒にもかからない。
- この男は、箸にも棒にもかからない奴だ!