ノンフィクション
「ノンフィクション」という言葉の意味について解説します。
「ノンフィクション映画」や「ノンフィクション作家」のように、作品などの頭についているのを見たことがあるかと思います。ベストセラーとなる作品の中にも多く「ノンフィクション」ものが名を連ねています。
しかし、意外にもこの「ノンフィクション」の意味を間違って覚えている方は多いようです。この機会に正しい意味だけでなく定義なども理解しておきましょう。
ノンフィクションの意味とは
ノンフィクションとは、「事実を基に作られた作品」のことを意味します。
日本では主にドキュメンタリーなどの映像作品や、自伝などの本がノンフィクションと呼ばれます。
一方、英語で「Nonfiction」は「フィクションではない」という意味なので、英語圏ではフィクション以外の全ての作品が対象となる言葉として用いられます。
あれ、フィクションの正反対の意味がノンフィクションじゃないの? と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな気になるフィクションとの違いは次の項目でご紹介します。
ノンフィクションとフィクションの違い
フィクションが小説などの「空想・架空の物語」を指すのは多くの方がご存知かと思います。ドラマなどの終わりに、「この作品はフィクションです」という注意書きが出てくるのはよく目にしますよね。
そのため、ノンフィクションはその逆で、「全てが本当のこと」だと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、本来はあくまで「完全なフィクションではないもの」をノンフィクションと呼びます。
そのため、そうした作品などでは冒頭で、「全てが事実」ではなく、「事実に基づく」という注意書きを載せています。
ノンフィクションを使った文章・例文
〈例文〉
- ベストセラーとなったノンフィクション作品だが、彼は知らなかった。
- 普段は小説ばかり読んでいたが、たまたま観たノンフィクションのドキュメンタリー映画に感銘を受けた。