故郷へ錦を飾る
「故郷へ錦を飾る(こきょうへにしきをかざる)」ということわざの意味について解説します。
知名度をあげたり出世した者が生まれ故郷に帰郷する時などに「故郷へ錦を飾る」という言い方をしますが、この言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
故郷へ錦を飾るの意味とは
故郷へ錦を飾るの意味は「故郷を離れた人が、立身出世をして華やかに帰郷する意味」となります。
読み方は「こきょうへにしきをかざる」です。
「錦」とは、種々の色糸や金銀糸を用いて模様を織り出した絹織物のことで、総じて豪華な織物のことです。
高価な着物を着て帰って来れる程の人物になったということです。
故郷へ錦を飾るの類語・英語
<類語>
「帰るには錦着て行く」「故郷には錦の袴を着て帰れ」「故郷へ錦を着て帰る」
「故郷へ花を飾る」「故郷へは錦を着る」「錦を着て郷へ還る」
「衣錦之栄」「錦衣を着て故郷に帰る」「衣錦還郷」
<英語>
「to come home in triumph」
「to return to one's hometown in glory」
故郷へ錦を飾るを使った文章・例文
<例文>
- 彼は小さい頃から相撲は強かったが、横綱となって故郷へ錦を飾るとは大したものだ。
- 僕の夢は、オリンピックで金メダルを取って故郷へ錦を飾ることなんだ。
- 君は故郷へ錦を飾るという夢を追うことばかり考えていて、肝心の人に気持ちを寄り添うことを疎かにしてはいまいか。
- 地道にこつこつと努力してきたおかげで、故郷へ錦を飾ることが出来た。