ダービー
「ダービー」という言葉について解説します。
「ダービー馬」「ダービーマッチ」という使われ方で目にすることが多いと思いますが、この二つのダービーという言葉はそれぞれ違う由来を持つ言葉だということをご存知の方は多くないのではないでしょうか。
ダービーという言葉の由来を通して正しい使い方を理解して見ましょう。
ダービーとは
ダービーとは「イギリスで行われる競馬のレース名」と「同地区のチーム同士の試合」という意味があります。
同じ言葉でも由来が違いますので分けて説明したいと思います。
ダービー(競馬)の由来
イギリス競馬のレース名である「ダービー」という言葉の由来は、イギリスの名家の一つ、第12代ダービー卿が創設したことからきています。
つまり競馬で使われる「ダービー」というのは人名が由来の言葉になっています。
日本にも「日本ダービー(東京優駿)」と呼ばれるレースがありますが、イギリスのダービーを範としていることからそう呼ばれています。
ダービー(マッチ)の由来
サッカーなどで使われる「ダービーマッチ」という言葉の由来は諸説ありますが、最も有力とされているものを紹介します。
イギリス中部ダービーシャー州のダービーという都市では、毎年、聖ペテロ教会とオールセインツ教会の2つの地区に分かれ町内を二分して行われるフットボールの試合がありました。
そのため、同地区を二分して行われる試合のことを「〇〇ダービー」と呼ぶようになったと言われています。
つまり、ダービーマッチの「ダービー」は地名を由来とした言葉となっています。
ダービーの使い方・例文
- 現在ではサッカー以外にラグビーなどでもダービーマッチと呼ぶようだ。
- あの馬は史上最強のダービー馬との呼び声が高い。