粗方
「粗方仕事は終わった」「粗方満足はしている」「この漢字は粗方合ってはいます」と聞いたことがおありかもしれません。
一体、何を言いたいのだろうか?と疑問をお持ちの方々は多くいます。
また、読み方は「あらかた」で合っているのでしょうか?
「あらがた」のように別の言い方はあるのでしょうか?
頻繁に使われるこの言葉について理解することでボキャブラリーは広がります。
粗方の意味とは
この粗方の意味は、「ある事柄の全部とはいかなくとも大部分の事」を指し示します。
このように意味について知ると、粗方は大方と同じ意味であるとお気づきになったと思います。
そして、読み方についてですが、オフィシャルで認められている読み方は「あらかた」です。
しかし、方言によっては「あらかだ」「あらがだ」と呼ばれることもあります。
もちろん方言なので、その地域における正式な言い方ではあります。
また、この漢字「粗方」は副詞的にも名詞的にも使用される表現なので、使いやすい表現ではあります。
例えば「ここの粗方は二か国語を話せます」のように名詞的に用います。
そして、「ここの粗方100人は残業中です」のように副詞的に使うこともできます。
粗方の類語
粗方の類語を幾つか調べてみて、意味を把握してみましょう。
- 大方
- ほぼ
- 大体
- 主に
- 多くは
- 大部分
粗方を使った文章・例文
では、ここで粗方を使った幾つかの使い方を見てみましょう。
- 粗方間違ってはいない。
- ここは粗方もう仕事を終えているはずだ。
- この意見に粗方賛成しています。
- 粗方でいいですよ。
- この土地の粗方は、コスモスでいっぱいです。