穴があったら入りたい
「穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)」ということわざの意味や類義語、対義語について解説します。
大失敗を犯してしまったときや恥ずかしい出来事があったときに使われることが多い言葉です。
みなさんは、穴があったら入りたいという言葉の正しい意味をご存知でしょうか。
なんとなくこういう意味だろうと想像して使っている方も多いと思うので、この機会に正しい意味を理解していきましょう。
穴があったら入りたいの意味とは
穴があったら入りたい(あながあったらはいりたい)とは、「穴があったら入って身を隠したいほど恥ずかしくてたまらない様子」という意味です。
由来は、中国の前漢時代の思想政治家である賈誼(かぎ)という人物が書いた新書の中の一節とされています。
そこでは、季孫という領主が自分の考えの浅はかさを恥じて、「穴があったら入りたい」と言ったと綴られています。
穴があったら入りたいの類義語・対義語
穴があったら入りたいの類義語は、「身の置き所がない。」となります。
対義語は存在しませんが、穴があったら入りたいということわざの対極に近い状況を表す「鼻が高い」という言葉は存在します。
鼻が高いの意味は、「自分が行ったことに対して誇らしげで得意そうである様子」となります。
穴があったら入りたいを使った文章・例文
- 調子に乗り、大衆の面前で好きな人に告白したら派手に振られたので穴があったら入りたい。
- 飲み会での自分の醜態を思い出すと穴があったら入りたい気持ちになる。
- 自信満々で披露した雑学を間違っていると指摘され穴があったら入りたい。