大は小を兼ねる
「大は小を兼ねる(だいはしょうをかねる)」という言葉の意味や類語、大は小を兼ねるを使い方・例文について解説します。
日常的にもよくつかわれるこのことわざ、文字だけでなんとなく意味が理解できそうですが、この機会に、大は小を兼ねるについてしっかりと意味を理解しましょう。
大は小を兼ねるの意味とは
大は小を兼ねるの意味は「大きいものは小さいものの代わりに使えること」「小さいものよりも大きいものの方が幅広く役に立つこと」を表します。
また、大は小を兼ねるで「小さいものは大きなものの代わりにはならない」という意味でも使われます。
実際に世の中には、大は小を兼ねていることが多くあります。
例えば100mlの水は200mlのコップには入りませんが、50mlのコップには入りません。
汚い例えですが、男性用のトイレの小便器で大便はできませんが、大便器では両方ともできます。
しかし、この世の全てが大は小を兼ねているとは100%そうであるとはいえません。実際には大は小を兼ねないケースもあります。
例えば「2人しか住まないのに大きな一軒家やワンボックスカー」を買っても広いだけです。
結局は、大は小を兼ねることが多いけれど、二人暮らしには普通乗用車がちょうどいいし、100mlの水には150mlのコップがちょうどいいという場合があります。
大は小を兼ねるの類語
「大は小を兼ねる」の類語は下記となります。
- 大は小を叶える
- 大きなものは細う使われる
大は小を兼ねるの対義語
「大は小を兼ねる」の対義語は下記となります。
- 長持ち枕にならず
- 搗き臼で茶漬け
大は小を兼ねるの由来
大は小を兼ねるは、中国の論文集「春秋繁露」の「夫已有大者、又兼小者、天下能是之、況人乎」という「大人(賢者)は小人の振る舞いもできる。だから天下で役立つのは賢者だけだ」を意味の言葉が由来と言われています。
大は小を兼ねるの使い方・例文
- 大は小を兼ねるというし、大きなフライパンを買った。
- 大きな袋か普通の袋で迷ったけど、大きな袋にしたよ。大は小を兼ねるからね。