ストライキ
「ストライキ」という言葉をご存知でしょうか?
ニュースなどで時々取り上げられる言葉なので、聞き覚えのある方も多いと思います。
「スト」と略して呼ばれることもある、この「ストライキ」という言葉の意味や使い方を解説します。
ストライキの意味とは
「ストライキ」とは、「労働者が、雇用者(使用者)に対して行う抗議行動」のひとつです。労働争議ではない組織的な抗議行動として「ハンガー・ストライキ」などもあります。
歴史上もっとも古いストライキの記録は、なんと約2000年前のエジプトで、ピラミッドの建設に従事していた労働者たちが起こしたものです。
「ストライキ」の目的は、労働者側の要求を雇用者側に伝え、待遇を改善させることです。主に労働条件の改善、賃金アップなどを目標としています。
その目標を達成するやり方として「ストライキ」を行うのですが、具体的な行動としては自分の仕事をしないことが第一となります。
ヨーロッパではストライキが盛んで、フランス国鉄では、しばしばストライキによって鉄道が運行停止になっています。
また、ストライキ中は団結力が必要なので、ストライキ参加者による集会などが開かれます。

「ボイコット」との違い
「ストライキ」のように仕事をしないことを「ボイコット」という場合がありますが、ストライキとボイコットにはどういう違いがあるのでしょうか。
それは、「ストライキ」のやり方が、労働組合などの集団であるのに対し、「ボイコット」は、個人ででもできるものであるということです。
「ストライキ」とは、たった一人で個人的に起こせるものではないのですね。
ストライキの使い方・例文
1.フランス国鉄が大規模ストライキに突入し、旅行のキャンセルが相次いでいる。
2.日本ではストライキが根付かない。