ケツカッチン
テレビなどでたまに「ケツカッチン」という言葉を聞くかと思います。
芸能人が腕時計を指して使うことから、時間に関わることだというのはすぐに理解できるかと思いますが、(例)のように、ぶっ飛んだ意味の言葉も多い業界用語のこと、なんとなくまでしか分からない言葉でもあります。
また、意味を知っている方でも、なぜ使われるようになったかの由来や語源はご存知ない方も多いのではないでしょうか。
ここではそんな「ケツカッチン」について詳しくご紹介していきます。
ケツカッチンの意味とは
ケツカッチンとは、「後のスケジュールが埋まっている、あるいは遅れている」ことを意味します。
映画・ドラマ・テレビなど、映像収録の現場でアクションの際にカチッと鳴らす「カチンコ」を後ろ(カット尻)に持っていくことから、「ケツでカチンコを鳴らす」、「ケツでカチン」、「ケツカッチン」と言われるようになりました。
そこから転じて、撮影終了時間や、完成までの期限が決まっていて、どうやっても変更が出来ない状態のことを指しても用いられます。
他にも今やっている仕事の後ろに仕事がある場合や、用事があることを表します。芸能人が言うケツカッチンとは主にそういったスケジュールに関する意味になります。

ケツカッチンを使った文章・例文
- ケツカッチンだから、宴会の誘いは断らざるを得なかった。
- 完全にケツカッチンな状態だが、期限以内に終わる見込みがなくなってしまった。
- 若いスタッフがケツカッチンを終了時間が迫っている意味だと分からず、出演者にこの後のスケジュールを窺っていた。