ミックステープ
「ミックステープ(mix tape)」という言葉は、ヒップホップなどの音楽に詳しい人にはなじみ深い言葉だと思います。それ以外の人でも、一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。
アメリカでは音楽を配信する際の一形態として人気を集める「ミックステープ」。日本で見かけることは少ないですが、日本でもラッパーのSKY-HIがミックステープを配信するなどして注目が集まっています。
この記事では「ミックステープ」の意味や使い方、アルバムとの違いなどを解説します。
ミックステープの意味とは
「ミックステープ(mix tape)」は「ヒップホップやラップなどの音楽ジャンルで用いられる音楽配信方法で、DJが歌手の楽曲をリミックスしたテープ」です。
「ミックステープ」は歌手の許可なくリミックスされることが多く、権利関係上の問題がありますが、アメリカでは文化として黙認されてきた側面があります。曲が使われる側にも宣伝による恩恵があるとも考えられています。
日本ではあまり見かけない形ですが、最近ではラッパーのSKY-HIがミックステープ「FREE TOKYO」を配信するなど、注目を集め始めている分野とも言えるでしょう。

ミックステープの特徴
「ミックステープ」は、元々はその名の通りカセットテープに録音されていました。そして、路上販売や店頭販売が中心だったのも特徴です。
しかし、最近ではネット文化の発展に伴い「ミックステープ」としながらも、ネット配信などの方法での配信も多くなってきています。
ミックステープとアルバムの違い
「アルバム」はあるテーマに基づいた楽曲を集めたものであり、そのほとんどが楽曲製作者本人から出されています。複数のアーティストの楽曲を合わせたアルバムでも、本人の楽曲をそのまま使うことが多いですね。
一方で「ミックステープ」では、楽曲を無許可で使うことも多く、DJが自分の力量を示すためにリミックスします。