鐙
「鐙(あぶみ)」という言葉は、馬術や競馬などに興味がある人以外は見慣れない言葉ではないでしょうか。漢字も日常生活の中ではまず見たことのない漢字ですね。
「鐙」は普段の会話の中で使われる機会はほとんどない言葉ですが、「鐙」が指すものはよく目にしていて、意味を知ると以外に面白い言葉でもあります。この機会に知っておいてくださいね。
この記事では「鐙」の意味や使い方などを解説します。
鐙の意味とは
「鐙」の読み方は「あぶみ」です。見慣れない漢字で難しいので、読み方も併せて覚えておいてください。
「鐙」の意味は「馬具の一種で、鞍の両側に下げて乗馬の際に人が足を掛けるもの」です。競馬の中継などを見ていると、中腰で馬に乗った騎手が足を引っかけている道具があります。あれが「鐙」です。
「鐙」は古い歴史を持っていて、中国では漢代、ヨーロッパではローマ時代に使われ始めたと言われています。輪っかになっていて足をかけるものと、つまさき部分が包まれるようになっていてそこに足を入れるタイプのものがあります。
なお、「鐙」に足を置くことを「鐙を履く」と表現します。

鐙を使った文章・例文
- 鐙を履くことで騎手はそれまでのリラックスモードからレースに向けての戦闘モードに切り替えることがある。
- 様々な素材や形状の鐙が存在しているので、国や時代によっても使われる鐙は異なっていた。
- 乗馬に使う鐙と競馬で使う鐙の位置が違うのは、競馬では騎手が中腰になって馬を操縦することが多いためです。