失敬
「失敬(しっけい)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
ある行動をする前にちょっと失敬と言ってる人を一度は見たことがあるのではないでしょうか。そうしたことから、ちょっとした合いの手のようなものだと思っている方も少なくないのではないでしょうか。
ドラマや映画などでも度々登場する言葉のため、意味を知っておくとより楽しめるようになるかもしれません。
ここではそんな「失敬」について意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。

失敬の意味とは
失敬(しっけい)とは、「人に対して敬意を欠いた行いをすること」を意味します。
失礼や無礼と同じ意味の言葉で、相手にとって失礼に当たる行動や発言を指します。
主にカジュアルな場面で使われるため、一般的な謝罪である「失礼したしました」のように、謝罪の意味で「失敬いたしました」という使い方は出来ないため注意が必要です。
また、「物を盗む・勝手に借りる」という意味もあり、盗む際に「〇〇を失敬する」という使い方がされます。
失敬の使い方・例文
- セクラハで有名なおっさん上司は、ちょいと失敬するよ、とさえ言っておけばお尻を触っても良いと思っているようだが、証拠が揃ったときが年貢の納め時だ。
- 最近備品の減りが妙に速いのが気になり、頻繁に倉庫に出入りしている新人を問い詰めたところ、倉庫から備品を失敬していたことを白状した。
- 失敬な発言ばかりが口をついて出てしまう彼は、案の定職場で上手くいかず、すぐに辞めてしまった。