居直る
皆さんは「居直る(いなおる)」という言葉にどういうイメージを持っていますか。
「居直り強盗」の「居直り」なので、「盗人猛々しい」に近いイメージでしょうか?
実は、それは割と偏ったイメージなのです。
今回は「居直る」という言葉について詳しく解説します。
居直るの意味とは
居直るとは、以下の意味を持つ言葉です。
「突然態度を荒々しくする」
「逃れられない立場を受け入れ、強い態度で相手と対峙する」
「姿勢を正して座り直す」
読み方は「いなおる」です。
「居直る」を用いた言葉で多くの人が思い浮かぶのが「居直り強盗」でしょう。
これは、最初は家人に隠れてこそこそと泥棒をしようとしていた人が、現場で誰かと鉢合わせた瞬間強盗に転身してしまうということです。
刃物を持ち出して「静かにしろ、金を出せ!」となるわけですね。
このように「居直る」には「悪事を働く人間が急に高圧的になる」イメージが強いですが、実際には善悪問わずに使える言葉です。
たとえば目上の人間となんらかの交渉をする場合は、最初は下手に出ることが多いです。しかし長引いて旗色が悪くなってくれば、時には居直ることも戦術として有効でしょう。
「居・直る(座り直す)」という漢字の構成から考えても、もともとは上記3つ目の意味でしょうから、根本の意味は単に「態度を強く改める」ということになるはずです。
ほぼ同じ意味の言葉に「開き直る」があります。こちらは上記3つ目の意味はありませんが、他の2つの意味でなら互換性があります。
どちらかというと、「居直る」より「開き直る」の方が高頻度で使われています。
居直るの使い方・例文
- 彼はカンニングをとがめられて居直った。
- 店長に労働交渉を始めた私は、とことん追求しようと居直ることに決めた。