秋茄子は嫁に食わすな
「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
文字通り、秋に獲れる茄子を嫁に食べさせてはいけないという言い伝えですが、なぜ食べさせてはいけないのか、そもそも何で茄子なのか、誰しも一度は不思議に思いますよね。
意味を知っている人の中にも、この言葉の語源が複数あることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
ここではそんなことわざについて、意味や使い方、3つの語源についてなど、詳しくご紹介していきます。
秋茄子は嫁に食わすなの意味とは
秋茄子は嫁に食べさせてはいけない理由は3つの語源があるとされています。
ひとつは、「秋茄子は美味しいため、姑が『実の子でもない嫁なんかに食わすのは勿体ない』と言ったから」という説があり、息子を贔屓する母親の心理から来ているとされています。
ふたつめは、「茄子は体を冷やす効果があるためため、大事な嫁の身体を冷やすことになってはいけない」という夫の心情が語源だとする説もあります。
一般的には上記の2つのどちらかの意味で用いられますが、三つ目の説も存在し、「茄子は種子が少ないため、子種が少なくならないよう嫁に食べさせない方が良い」という意味でも用いられます。

秋茄子は嫁に食わすなを使った文章・例文
- 季節の美味しい茄子を嫁に進めているの見て、母の辞書には秋茄子は嫁に食わすなという言葉は存在しないようだと安心した。
- あれだけ嫁は秋茄子を食うなと念を押したのに、たっぷりと堪能した嫁は、案の定風を引いた。
- 子種が減るから秋茄子は嫁に食わすなというが、さすがにそれは単なる迷信だ。