やむを得ない
「やむを得ない(やむをえない)」という言葉について解説します。
「やむを得ない事情で…」や「やむを得ないですね」といった感じで使う言葉ですが、皆さんも日常で見聞きしたり使ったことがあると思います。
なんとなく意味は分かっているとは思いますが、しっかりと整理したことはないという方は多いのではないでしょうか。
ここではそんな「やむを得ない」という言葉の意味や使い方などを紹介していきますので、きちんと把握してみてください。
例文も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってください。
やむを得ない(止むを得ない)の意味とは
やむを得ないとは「そうするよりほかに方法がない」「しかたがない」という意味の言葉となっています。
先ほどでた「やむを得ない事情で…」といった場合は「しかたのない事情で…」という意味になります。
読み方は「やむをえない」と読み、漢字で書く場合は「止むを得ない」と表記しますが、一般的には止むの部分はひらがなでも問題なく使われていますし、「やむをえない」と全てひらがなで表記されている場合も多いようです。
ちなみに、止むは「今まで続いてきたことがそこで終わりになる」という意味で、得ないは「できない」という意味があるため、
とどまることができない。さらには、しようがない。そうするよりほかに手立てがないとなり、現在つかわれているような意味になったと言われています。
やむを得ないの使い方・例文
- 社会情勢が一気に変わったため、プロジェクトの撤退もやむを得ない
- とても楽しみにしていた修学旅行だったが、怪我をしてしまっては不参加もやむを得ない
- 社会に出るとやむを得ないという言葉は意外と便利なことに気づく。