贖う
「贖う(あがなう)」という言葉をご存知でしょうか。
ニュースなどではほとんどの場合別の言葉が用いられるため、主に記事や小説、漫画などの文字がある媒体で使われる「贖う」ですが、すらすらと読み進めるためにも知っておきたいですよね。
ここではそんな「贖う」について、意味や使い方などをご紹介していきます。

贖うの意味とは
贖う(あがなう)とは、主に「罪を償うこと」を意味します。
つぐなうことを意味する言葉ですが、実際に犯罪行為を犯してしまった場合だけでなく、罪悪感を覚えていることなどを償うために行動することを指します。
また、「家庭を犠牲にしてプロとしてのキャリアを贖う」のように「代償を払って手に入れること」も意味します。
その場合は「贖」ではなく、「購入」や「購買」などに使われる「購」を用いて「〇〇を購う」表記されることもあります。
償う(つぐなう)とほぼ同じ意味の言葉だとされますが、償うには贖うにはない「埋め合わせをする」という意味があるため、より多くの場面で用いられています。
贖うの使い方・例文
- いじめでクラスメイトを自殺に追い込んでしまったことを、いじめた子たちは一生贖うことになるだろう。
- コツコツと溜めた貯金をたった一枚のレアカードとして購う夫に、ほとほと愛想が尽きてしまった。
- 育児から家事から一切を妻に任せていたことで、一度ネグレクトに追い込んでしまったことの贖いとして、子どもが成人した今でも家事の半分以上は夫である自分の担当だ。