考慮
「考慮」という言葉について解説します。
「予算や日程を考慮して予定を組む」といった感じで使われる言葉ですが、皆さんも見聞きしたこと、使ったことがある言葉だと思います。
日常生活よりもビジネスシーン、フォーマルな場で使われることの方が多い言葉かもしれませんが、皆さんはしっかりとした意味を把握しているでしょうか。
なんとなくこんな感じの意味といった感じでは把握していると思いますが、ここで一度ちゃんと整理してみてもいいかもしれません。
今回はそんな「考慮」という言葉について、意味や使い方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧になってみてください。
考慮の意味とは
考慮とは「判断、行動の前に様々な物事に思いを巡らせて考えること」「よく考え合わせること」という意味の言葉となります。
大まかにいうと「何かを判断、行動する前に、よく考えること」となるでしょうか。
さきほど出た「予算や日程を考慮して予定を組む」は「予算や日程のことを念頭によく考えて予定を組む」といった意味になります。

思慮・配慮との違い
考慮と並んで、かしこまった言い方として思慮、配慮といった言葉があります。
語感も似ており、ざっくりと同じ意味として認識している方もいらっしゃると思います。
ここではそれぞれの意味と、考慮との違いについて紹介します。
まず、思慮とは「注意深く心を働かせて考えること」という意味で、一見「考慮」と同じ意味だと思いがちですが、
考慮が組織やルールや人など様々なものを含めて考えることに対して、思慮はどちらかというと個人的に気持ちも含めてあれこれと思いめぐらすこととなります。
次に配慮とは「良い結果になるように、あれこれと心をくばること」という意味です。
考慮とは違い、考えるのではなく心をくばることという違いが分かると思います。
考慮、思慮、配慮の違いを押さえて、使い分けてみてはいかがでしょうか。
考慮を使った文章・例文
- 体調面を考慮した結果、飲み会は辞退することにした。