賽は投げられた
「賽は投げられた」という言葉の意味や使い方について解説します。
読み方は「さいはなげられた」となります。
一般的には「ここまで来たからには、止まらない。断行するしかない。」といった意味で使用される言葉です。
ちなみに賽とは、サイコロのことです。
今回は、語源も含めて詳しく解説します。
賽は投げられたの意味とは
賽は投げられた(さいはなげられた)とは「もう帰還不能限界点を越してしまったため、最後までやるしかない。ここまで至ったからには、結果はどうなろうと断行するしかない。止まらない。」という意味を持つ言葉です。
賽とは「サイコロ」という意味です。
語源は、紀元前49年の1月10日に、ガイウス・ユリウス・カエサルが言ったとされる言葉です。
当時、ガリア総監であったカサエルが元寺院に背き、軍を連れ南下し、北イタリアのルビコン川を通る際の発言とされています。
出典元は、エトニウスの文章「iacta alea est」です。
当時、共和政ローマは、本土と属州であるガリア・キサルピナをルビコン川で分けていました。
これによりルビコン川は、北側の防衛線とされていたために、軍を連れてルビコン川より南下することは法律で禁止されていたのです。
したがって、この法律に背くことはローマ全土に対する反逆とみなされていました。
ちなみに、この「賽は投げられた」という言葉は、カエサルが喜劇作家であるメナンドロスから引用したと発言しています。

賽は投げられたを使った文章・例文
- まだ好きな気持ちがある彼に分かれを告げた。賽は投げられた。