過ぎたるは猶及ばざるが如し
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということわざについて解説します。
みなさんは、何かに根をつめている時、熱中している時などに、親や目上の人に「過ぎたるは猶及ばざるが如しだからほどほどにね」なんて言われたことはないでしょうか。
このことわざは、ことわざの中でも日常や社会生活の中で見聞きすることが多い部類に入ると思います。
なんとなく意味は分かっているという方が多いとは思いますが、ここで一度ちゃんとした意味や使い方をおさらいしてみるのはいかがでしょうか。
例文も紹介しますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
過ぎたるは猶及ばざるが如しの意味とは
過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)とは「度が過ぎることは足りないことと同じようによくない」という意味のことわざです。
何事もほどほどが肝心で、やり過ぎることはやり足りないことと同じくよくない。良いと言われることもやり過ぎは害になる。という教えを伝えてくれています。
これは中国の「論語」からきた言葉といわれており、先人の忠告ともいえそうです。

薬も過ぎれば毒となる
過ぎたるは猶及ばざるが如しの類義語、同じ意味のことわざとして挙げられる言葉が「薬も過ぎれば毒となる」です。
意味は「病気に効く薬でも限度を超えて飲むとかえって毒になる」で、やはり良いものでも度が過ぎるのはだめで、ほどほどが肝心という教えを持っています。
過ぎたるは猶及ばざるが如しと併せて覚えてみてはいかがでしょうか。
過ぎたるは猶及ばざるが如しを使った文章・例文
- 寝ないで試験勉強しても、過ぎたるは猶及ばざるが如しになってしまうのだから、休息をとるべきだ。