やんごとない
「やんごとない」という言葉をご存知でしょうか?
お笑いコンビ『トータルテンボス』の「やんごとねぇ!」というフレーズで知った、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「やんごとない」について解説します。
やんごとないの意味とは
「やんごとない」とは、高貴であるとか身分が高い、またそれほど特別であるという意味の形容詞です。
よく、皇族や王族などを「やんごとないご身分」や「やんごとない一族」などと表現します。
漢字で書くと「止ん事無い」と表記します。
そもそもは、「止むことがない」つまり、そのままにしておけない、捨て置くことができないほど重要であるさまを表していました。その用例は古く、平安時代にまで遡れます。
『蜻蛉日記(やんごとなきことありとて出でむとするにや【訳】どうしても重要な用事があると出掛けようとすると)』『枕草子(身にやんごとなく思う人のなやむを聞きて【訳】自分が大切に思う人の病気を聞いて)』で用例を見ることができます。
現代でも、のっぴきならない理由ややむをえない状況などを表現するのに、「やんごとなき事情で」などと使うことがあります。
やんごとないの類語
「やんごとない」の類語には以下のようなものが挙げられます。
- 高貴な
- 畏れ多い
- 限りなき身
- ノーブル
- のっぴきならない
- よんどころない
やんごとないの使い方・例文
1.あのリムジンにはやんごとない身分の方々が乗っている。
2.やんごとなき事情で会議を欠席せざるをえなくなった。