虎の巻
「虎の巻(とらのまき)」という言葉は、解説書や参考書などを指して使うことがある言葉ですね。
「虎の巻」はよく使われる言葉ながら、その意味や語源などはあまり知られていないことが多いです。日常会話でも使われる言葉なので語源や意味を知って正しく使いましょう。
この記事では「虎の巻」の意味や使い方、語源などを解説します。

虎の巻の意味とは
「虎の巻」の読み方は「とらのまき」です。
「虎の巻」の意味は「秘伝を記した書」「参考書」「解説本」です。
自分が苦手な分野について克服しようとする時や、既に得意な分野についてさらに深めようとする時に使うもので、ある分野に関して詳しく記述されています。
日常会話の中では「虎の巻があるから安心して」などと使われることがあります。
つまり、「虎の巻」だけを見ればやるべきことがわかるように記されている、とても便利なものです。
「虎の巻」の語源は中国の古典的な兵法書である「六韜」にあります。
「六韜」は6巻で構成されていますが、この中の「虎」の巻に兵法の奥義についての記述がありました。
そのため、「虎の巻」が秘伝書を意味するようになったのです。
虎の巻の使い方・例文
- 今回の定期テストは難しいともっぱらの噂だが、僕たちには部活の先輩から受け継いだ虎の巻があるから全然大丈夫だろう。
- 彼が試合で使っている技は独自に編み出したもので、簡単には真似できない。虎の巻でもなければ、今後あの技を習得するものはいないだろう。
- 明日の試験直前まで虎の巻で重要ポイントを確認する。