鼻につく
「鼻につく(はなにつく)」という言葉は、日常会話の中でも使われる機会の多い言葉です。
「あの人なんだか鼻につくよね」と人のことを噂している場面に遭遇したことのある人も多いと思います。
「鼻につく」はよく使われる言葉ながら、その意味や語源などは意外に知られていません。
この機会に正しく知って使ってくださいね。
似ている表現の「目につく」「板につく」の意味も知っておきましょう。
この記事では「鼻につく」の意味や使い方などを解説します。
鼻につくの意味とは
「鼻につく(はなにつく)」の意味は「度重なることで飽きて嫌になる」「(人の振る舞いなどが)うっとおしく感じる」です。
いい意味で使われる言葉ではなく、特定の人に嫌気が射している場面などで使われる言葉です。
なぜ「鼻につく」が「うっとおしく感じる」というニュアンスを持つかというと、悪臭が鼻を刺激すると嫌な気持ちがするためです。
似た表現に「目につく」があります。
この言葉の意味は、「よく見える」「目立っている」です。
「鼻につく」とは違い、悪い場面のみで使われる言葉ではありません。
「板につく」という言葉もありますが、こちらは「鼻につく」との意味の共通点はありません。
「経験を積むことで職業や地位などにふさわしくなってくる様子」を表します。
鼻につくの使い方・例文
- 彼女は会うたびにお金持ちの夫の自慢話ばかりしてくるから鼻につく。
- 女性のグループの中では鼻につく存在は陰で悪口を言われて居づらくなる場合が多い。
- 鼻につく奴だと思っていたけれど、意外にいい奴だった。