能ある鷹は爪を隠す
「能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)」という言葉をご存知でしょうか?
例えば、会社の同僚が意外な才能や特技を持っていたことを知った時に、驚いて「能ある鷹は爪を隠すっていうけどほんとだな」などと使ったりします。
では、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「能ある鷹は爪を隠す」について解説します。
能ある鷹は爪を隠すの意味とは
「能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)」とは、才能や実力がある者は、軽々しくそれをひけらかすような真似はしないという意味のことわざです。
鷹は獲物を捕らえる能力が優れていて、古くから鷹狩に使われていました。
有能な鷹は、獲物に気付かれないように、普段は鋭い爪を使わないというところから転じて、いざという時にだけその真価を発揮するという意味になりました。
この言葉の出典は古く、北条氏直時分諺留(ほうじょううじなおじぶんことわざどめ)という書物に出てくるのが最初だといわれています。
北条氏直というのは戦国時代の武将の名前ですから、約500年前から言い伝えられていることわざです。
能ある鷹は爪を隠すの類義語
「能ある鷹は爪を隠す」の類義語には以下のようなものが挙げられます。
・大賢は愚なるが如し
【意味】とても賢い人は、自分の知識をひけらかさないため、一見愚か者に見えるという意味。
【例文】昼行燈と揶揄される課長だが、本当は凄い人なんだよ。まさに大賢は愚なるが如しだね。
・深い川は静かに流れる
【意味】分別のある人や思慮深い人は、軽々しく騒がないという意味。
深い川の流れは、静かに滔々と流れていることから。
【例文】どんなトラブルも動じずに処理できる彼は、まさに深い川は静かに流れるを体現しているようだね。
能ある鷹は爪を隠すを使った文章・例文
1.必殺仕事人の中村主水は、まさに能ある鷹は爪を隠す的キャラクターだ。
2.能ある鷹は爪を隠すの「能」は「能力」という意味であるため「脳」と書くのは間違いだ。