行き掛けの駄賃
「行き掛けの駄賃」ということわざの意味や使い方について解説します。
この「行き掛けの駄賃」ということわざは、あまり有名でないため耳馴染みのない方も多いかもしれません。
馬子が問屋へ荷物を運びに行く途中で、他の荷物もついでに積みその分の運賃も稼いでいたことが語源になっていることわざです。
この語源が転じて、主な目的のついでにほかの用事を済ませること。といった意味合いで使用されます。
使い方としては「行き掛けの駄賃で、買い物へ行くついでに郵便を出してきた。」といった表現が一般的です。
今回は、そんな「行き掛けの駄賃」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。
行き掛けの駄賃の意味とは
行き掛けの駄賃とは「馬子が問屋へ荷物を取りに行く途中で、その他の荷物を運んだときに得る駄賃のこおと。これが転じて、主要な事のついでに他の物事をすること。」という意味を持つ言葉です。
馬子とは、馬に荷物や人を乗せて運搬する仕事をしている人のことを指します。
その馬子が、馬を引いて荷物を取りに行く際、そのついでに他の荷物を運んで、その分の運賃を稼いでいたことが語源です。
使い方としては「行きがけの駄賃で外回り営業のついでに、同僚へ差し入れを買ってきた。」といった表現が一般的です。

行き掛けの駄賃を使った文章・例文
- 行き掛けの駄賃で、潮干狩りに行ったついでに泳いで帰ってきた。
- 昨夜のタクシー強盗は、行き掛けの駄賃と言わんばかりに売上金だけでなくカーナビも盗んだそうだ。