お歳暮
「お歳暮」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
百貨店などのカタログに必ず載っているこの言葉。どういうものを贈ればいいのか、またいつ贈ればよいのか、分かりかねている方は多いはず。
馴染みがなく、そもそも読み方も分からないという方も少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「お歳暮」について、読み方や贈る時期、またお中元との違いについてなど、詳しくご紹介していきます。
お歳暮の意味とは
お歳暮とは、「日頃お世話になっている人に対して、1年の締めくくりとして贈るお礼の品」のことを指します。
江戸時代から続いている日本の習慣で、借家の大家さんや仕事の上司や取引先など、日頃からお世話になっている人物に感謝の意を込めて品を贈ること、あるいは贈る品そのものをお歳暮といいます。
読み方は「おせいぼ」になります。「おさいぼ」などの読み間違いも多いですが、「おせいぼ」としか読まないため注意が必要です。
お歳暮と混同されがちな「お中元」ですが、お中元は夏の贈り物になり、贈る時期7月から8月15日頃までとなっているなど、意味も時期も大きく異なります。
お歳暮の時期とは
お歳暮を贈る時期は地域によって差がありますが、主に「11月下旬から12月下旬まで」とされています。
関東では12月の頭から、関西では12月中旬から31日までに贈る習慣があるなど、全国共通の時期はありませんが、多くの場合は年末年始で忙しい25日よりも前に贈るのが通例だとされています。