「心象」とは?意味や使い方を解説します!

「心象」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「心象」について解説します。

目次

  1. 心象
  2. 心象の意味とは
  3. 心象の使い方・例文

心象

皆さんは「心象」という言葉をご存知でしょうか。

「しんしょう」という読み方はお分かりかと思いますが、同じ読み方の熟語「心証」との意味の違いに迷う方もいるのではないでしょうか。
うっかり「心象が悪い」なんて書いてしまった方もいるのでは?

今回は「心象」という言葉について詳しく解説します。

心象の意味とは

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心象とは「心の中に描き出される姿、形。イメージ。」という意味です。
読み方は「しんしょう」です。

読みが同じ熟語に「心証」があります。
こちらは「心に受ける印象」という意味です。
また、法律用語としても使われており、「訴訟事件の審理を通して裁判官が心に得た確信や認識」という意味です。

「心象」と「心証」の違いは、「心象」は「イメージ」と言い換えることができますが、「心証」は大まかに言うと「感想」であるという点です。
人の心に刻まれた風景のことを「心象風景」と言いますが、「心証」はこのような使い方をしません。

逆に、他人に与える印象が悪いことを表す言葉として使うことができるのは「心証」だけであり、「そのような言動をする人は他の人から見て心証が悪い」というような使い方をします。
上記の用例で「心象が悪い」と書いてしまうと誤りとなります。「心象」とは「心に浮かんだイメージ」なので、現実に即しているとは限らず、良し悪しで語られるとも限らないのです。

心象の使い方・例文

  1. 実家に電話をすると、いつも子供の頃の心象が思い起こされる。
  2. 近所で個展をやっていたので見に行ったら、作者の心象を見事に表した絵画に胸を打たれた。

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