礎
「礎」という言葉について解説します。
まずみなさんはこの漢字の読み方はご存知でしょうか。
「そ」とも読みますが、この漢字一字の場合、「いしずえ」と読みます。案外読み方を知らなかったという方もいるかもしれません。
では、この礎という言葉の意味はいかがでしょうか。
きちんと説明できる人も意外と多くはないかもしれません。
ここではそんな「礎」という言葉について、意味や使い方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
礎の意味とは
礎(読み方・いしずえ)とは
- 家屋や橋などの柱の下に据える土台石。根石、柱石。(石据え→礎)
- (1の意味から転じて)物事の基礎となる大切なもの。またその人。
元々は柱の下に据える石のことを指しており、石据えという言葉でした。そこから転じて現代では2の意味で使われることが多くなっているようです。
こういった流れのある言葉は面白いですよね。
職業が大工さんなどではない限り、1の意味で使うことはないとは思いますが、併せて覚えてみてはいかがでしょうか。
礎の使い方・例文
- 戦後処理にあたった吉田首相、白洲次郎などは現代日本が先進国になった礎を築いた人物と言っても過言ではない。
- 私の父親と同じ世代の我が校の先輩達は、甲子園常連校となった野球部の礎となった人達だ。
- 日本の城跡の多くは礎だけが残っている状態だが、礎から建物を想像するのは歴史ロマンの楽しみ方の一つだ。