ひまわり
夏になると黄色い大輪の花を咲かせ、私たちに元気を与えてくれる植物、「ひまわり」について解説していきます。これを機会に、「ひまわり」についてさらに理解を深めましょう。
「ひまわり」は、キク科の一年草で、北アメリカ原産です。夏に直径20㎝もの大型の花が咲き、茎には剛毛を生じて、高さは3m以上にも達する品種もあります。
また、種を炒って食用にしたり、種子から油を搾った「ひまわり油」なども人気があり、様々な形で利用されています。
ひまわりは漢字で「向日葵」と書きます。
これはその昔、太陽を追って花が回ると考えられていたことに由来しますが、実際には、開花後の花はほとんど動かないそうです。
さて、漢字についてご紹介しましたので、ここで、英語名もお知らせしますね。
英語名は、「Sunflower(サンフラワー)」と表します。

ひまわりの花言葉
ひまわり(向日葵)全般の花言葉は、
「私はあなただけを見つめる」「あなたを幸福にする」「あなたは素晴らしい」
「愛慕」「崇拝」「熱愛」「偽りの富」
などたくさんの花言葉がありますね。
ひまわりの花言葉の由来
花言葉がとても多いひまわりですが、その由来とされる、ちょっと怖いギリシャ神話と古代インカ帝国のお話についてご紹介しましょう。
海の精クリュティエは太陽の神アポロンに恋をしましたが、アポロンは他の女性に夢中でその恋は片思いでした。苦しい恋に嘆き悲しみながら、9日間も地面に立ち尽くし、アポロンを見つめ続けました。恋は実ることなく、とうとうクリュティエの足は地面に根付き、やがてひまわりになってしまったという神話です。
この神話が、「私はあなただけを見つめる」などの花言葉と結びついたとされています。
もう一つは、「偽りの富」と結びつくとされる古代インカ帝国のお話です。
太陽を信仰する風習があった古代インカ帝国(ペルー)では、ひまわりを神聖なお花として崇め、神殿の巫女たちはひまわりをかたどった黄金の装飾品を身に着けたりしていたのですが、それがスペイン人によって奪われてしまったということに由来するそうです。
昔の神話や伝説は、ちょっぴり怖いものが多いですね。
ひまわりの誕生花
ひまわりが誕生花になる日をご紹介します。
7月6日・7月20日・8月2日・8月5日・8月31日