もにょる
「もにょる」という言葉の意味をご存知でしょうか。
「じわる」や「あぼーん」などと同様の擬音のネット用語で、使い勝手が良さそうに見えますが、実際は意外に使いどころは少なく、また使い方にも注意が必要な言葉なので、意味をご存知ないという方はこの機会にしっかり理解しておきましょう。
もにょるの意味とは
もにょるとは、「うまく言い表せない感覚」や「もやもやして気持ち悪いようす」を意味します。
「2ch」での書き込みの中に「つまらない本を読んでおなかがもにょもにょする」というものがあったのが由来だと言われています。言いようのない感覚を表現するものであると同時に、「もにょ」としか表現できずに歯痒い状態でもあります。
緊張などで上手くしゃべれない時などの「ぼそぼそ」や「もごもご」と似ていますが、「もにょる」の場合はそうした「口が上手く回らないこと」は意味しないので注意しましょう。
また「モニョる」とも書かれ、「モニョった」などの使い方もされています。本来は女性向け同人誌に対してだけ使われていたところ、様々な掲示板で使われるうちに現在の使い方になったとされています。
もにょるを使った文章・例文
〈例文〉
- 今回の新刊はどれを読んでももにょるばかりで全く盛り上がれなかった。
- 巷で噂の大ヒット映画を観たが、鑑賞後はどうにも頭の中がもにょもにょして気持ち悪いだけだった。
- 自信作だったが、読んでもらった友達の感想はモニョるの一言で、こっちの心境までモニョってしまった。