アブラカタブラ
「アブラカタブラ」という言葉、間違いなく聞いたことがあるはずです。
あのハリーポッターでも重要な魔法として登場したり、日本有名アーティストがタイトルや歌詞に使用されたりしていることから、世界で最も有名な呪文の一つといっていいかもしれませんね。
語感から、アラジンが語源かと思われがちですが、意外にもアラジンから広まった言葉ではないのです。
ここではそんなアブラカタブラの意味や語源、使いどころや例文などを紹介します。

アブラカタブラの意味とは
呪文ゆえにアブラカタブラそのものには正式な意味はありませんが、語源とされているアラム語の「avra kedabra(アブラケダブラ)」は、「私が言う通りになる」あるいは「この言葉のようにいなくなれ」という意味のようです。
アラム語圏では風邪を引いたとき、疫病が蔓延したとき、花粉症などになった際など、厄災を払う呪文として広く使われていたようです。
日本でいう「痛いの痛いの飛んでいけ」「怖いの怖いのいなくなれ」と同じニュアンスです。
ちなみに、アラブ語(アラビア語)ではなくアラム語なので間違えないように注意しましょう。アラブ語とアラム語は違う言語なので、混同しないようにしましょう。
アブラカタブラを使った文章・例文
- どうにもここ数年厄災続きなので、アブラカタブラが口癖になってしまった。
- アブラカタブラが花粉症に効くと吹き込まれた彼女は、朝昼晩と唱えるようになった。
- うちは代々子どもが怪我をした際にはアブラカタブラを一緒になって唱える習慣がある。