プライド
「プライド」というカタカナ語について、皆さんはどのくらい知っているでしょうか。具体的にはどういう意味で、英単語ではどう書くのか、どのように使うのが正しいのかお判りでしょうか。
今回は「プライド」という言葉について、意味や用例などを解説します。
プライドの意味とは
プライドには「誇り、矜持、自尊心」といった意味があり、英語ではprideと綴ります。
よく「プライドが高い」という使い方をされますが、これは「自尊心が強い」「傲慢である」といった、比較的ネガティブな感情を込めて使われる言い回しです。
「pride(傲慢)」はキリスト教における「七つの大罪」の一つとして挙げられてもいる通り、人間が持つには良くない性質として捉えられることが多くあります。
ですが、プライドには「誇り」や「矜持」という意味もあるように、必ずしも悪い意味ばかりの言葉ではありません。他人に対して譲れないもの、信条を持つことは心を強くするものです。
「プライド」は使われる場面や使い方によって、全く異なる印象を与える単語だと言えるでしょう。
このことに関連した用例として、英語のprideには「ライオンの群れ」という意味があります。日常生活においてこの意味で使うことはあまりありませんが、ディズニー映画「ライオンキング」の舞台となる王国の名前が「プライド・ランド」とつけられたのはここからきています。
日本語としてのカタカナ語にはない意味ですが、百獣の王であるライオンに対する畏怖のようなものを感じさせる言葉の使い方ですね。

プライドを使った文章・例文
- あの人はプライドが高いから、あまりからかわないほうがいいよ。
- チャンピオンとしてのプライドにかけて、負けるわけにはいかない。