末路
「末路(まつろ)」という言葉は、最近では本のタイトルなどでもよく見かけるようになりました。基本的にはネガティブな印象を与える言葉ですが、これらの本などでは本来の使い方とは違った使い方をされることもありますね。
日常会話の中でも使われるものですから、本来の意味を理解して正しく使いたいですね。
この記事では、「末路」の意味や使い方、類語などを解説します。
末路の意味とは
「末路」の読み方は「まつろ」です。
「末路」の意味は「道の終わり」「一生の最後の段階」「盛りを過ぎて既に衰えた状態」です。文字通りの意味の「道の終わり」よりも、ネガティブな印象を含む人生や栄光の終わりを示す言葉として使われることが多いですね。
「末路」を使う際には、「末路を辿る」「悲惨な末路」などの使い方が多く、残念な終わり方を示すものが多いです。末路と言う場合には悲惨な状態になっていることが相場ですね。
似た言葉には「成れの果て」などがありますが、こちらも栄えていたものが終わった後の寂しげな様子を表しています。
最近では本のタイトルに「末路」が使われることもありますが、こちらは必ずしもバッドエンドで終わるわけではありませんね。本来の意味とは違う、独自の使い方です。

末路の類語
- 成れの果て
- 行き着く先
末路を使った文章・例文
- 時代の寵児として大金を稼いだ彼だったが、次第に見向きもされなくなり悲惨な末路を迎えた。
- 父親とは違う生き方を選んだつもりだったが、結局同じ末路を辿ることになった。