バタンキュー
「バタンキュー」という言葉をご存知でしょうか?
懐かしい!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。若い世代には馴染みがなく、最近では死語になりつつある言葉です。
今回は「バタンキュー」について解説します。
バタンキューの意味とは
「バタンキュー」とは、「倒れこむようにして眠る、または倒れこんでそのまま死んでしまうこと」という意味の俗語です。
「バタン」は倒れこむ時の擬音、「キュー」は目を回していることを表す擬音です。
戦後間もない頃に生まれた俗語としてはわりと古い言葉で、現在では死語になりつつあります。
バタンキューの語源
バタンキューの語源は諸説あり、「バタン」と倒れこむ音に圧迫されたり苦しんだりする時に出す声「キュー」をくっつけたとする説や、同じく「バタン」は倒れこむ音、「キュー」は風船や浮き輪の空気が抜ける音とする説などがあります。
もうひとつ、昭和の漫才師「横山エンタツと花菱アチャコ」のギャグだとする説もあります。
終戦直後に出回ったカストリという粗悪なアルコール飲料を飲むとバタンキューと人が死ぬという演出をしたのが最初だといわれていますが、定かではありません。
また、このカストリを「バクダン」と呼び、「バクダンを飲むとキューと命が縮む」ということから「バタンキュー」という言葉が生まれ、それをギャグとした、ともいわれています。

バタンキューの使い方・例文
1.バタンキューなんて古い言葉、今じゃ誰も使わないよ。
2.最近は残業続きで、疲れて帰ってバタンキューだよ。